ゲノム解析によって大量のデータが生み出される時代になり、バイオインフォマティクス(bioinformatics)は急速に発展してきました。そして生命科学と情報科学の知識をバランス良く身につけた技術者・研究者などの需要が急速に拡大していますが、2000年代前半にかけてバイオインフォマティクス人材の育成は一時活発化したものの、現在まで継続的に取り組まれている事業は少ないのが現状です。
本認定試験は、合格者が基礎から先端までの基本知識を有し、関連業務への適性が一定レベルに達した人材であることを示せるよう作られています。 Society 5.0においてもバイオインフォマティクスは医療・ヘルスケアITと密接 に関連する重要技術であり、産業界では,バイオインフォマティクス関連業務の 入札や雇用で当該試験の合格が要件となっていたり、社員の育成を重視する企業 に利用されています。また、学生や一般の方がバイオインフォマティクスを勉強する際の指針となるように設計されており、リカレントを含む教育の入り口としても機能しています。
当学会としては、国家資格化などによりこれらの効果を強化することが目標の一つです。現在、バイオインフォマティクススキル標準の策定も他学会と連携して進めています。
- 2019年度より合格者特典として、日本バイオインフォマティクス学会の新規入会金および初年度年会費無料としておりましたが、2021年度より正会員/学生会員の合格時に合格翌年度の年度会費免除が適用されます。いずれも合格後にご本人からのお申込みが必要です。詳しくは合格発表時にご案内いたします。※日本バイオインフォマティクス学会の会計年度は1-12月です。
- 2020度より筆記型試験(マークシート試験)からCBT試験(Computer-Based Testing)に移行いたしました。詳細は本年の試験情報をご確認ください。