日本バイオインフォマティクス学会 人材募集
国立研究開発法人理化学研究所 生命医科学研究センター 統合細胞システム研究チームでは、表記の公募を行っております。
公募概要は下記のとおりとなります。
詳細は理研HPに掲載しておりますので、皆様からのご応募をお待ちしています。
記
職名および人数
(A) 研究員または特別研究員いずれか 計2名
(B) 研究員または特別研究員いずれか 1名
所属
理化学研究所 生命医科学研究センター 統合細胞システム研究チーム
(チームリーダー : 柚木 克之)
勤務地
(A) 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22
(B) 東京都新宿区西早稲田1-21-1 ただし、入所後一時的に神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22となる場合があります。
職務内容
(A)
JST CREST研究プロジェクト「データ駆動進化医学で解く季節性うつと冬眠の代謝基盤」(研究代表者:柚木克之 プロジェクト期間:2028年3月末まで)に関する業務に従事していただきます。下記「ウェット系」または「ドライ系」の少なくともどちらか一方のバックグラウンドに当てはまり、なおかつ他方の技術を学ぶ意欲のある方はぜひ応募をご検討ください。※本プロジェクトの終了予定日 は、2028年3月31日です。
(ウェット系)
1.メタボロームや代謝フラックス、リン酸化プロテオーム、トランスクリプトームなどのオミクス計測に用いる時系列サンプル調製
2.Western blotやRT-PCRによるタンパク質リン酸化やタンパク質発現量、RNA量などの時系列測定
3.マウス等実験動物や初代培養細胞、培養細胞株の操作。現在想定しているのはミクログリア、海馬、肝臓、骨格筋、褐色脂肪細胞など。
4.ドライ解析(下記)から得られた仮説の検証実験(phosphomimetic mutagenesis, RNAiなど各種生化学・分子生物学実験)
(ドライ系)
1.多階層代謝制御ネットワーク再構築:多階層オミクスデータおよび各種公開情報等を用いて複数のオミクス階層にまたがる代謝制御ネットワークを再構築する
2.遺伝統計学:「1」の多階層代謝制御ネットワークにSNPs等ヒト遺伝マーカーと表現型情報を紐付け、遺伝型と表現型の間をつなぐ分子メカニズムを解明する
3.数理モデル解析:「1」の多階層代謝制御ネットワークに関する数理モデル構築(常微分方程式、COBRA toolboxを用いたFlux Balance Analysisなど)、パラメータ推定、シミュレーションのほかシステム生物学的手法による仮説生成を行う
4.実験自動化・最適化:ウェット実験の自動化を行うほか、摂動実験の対象として最適な分子を数理的手法で絞り込む
5.ソフトウェア開発:「1」のネットワーク再構築を自動化するソフトウェアを開発する
6.システム同定:制御理論、ベイズ統計、圧縮センシングなど数理的手法を用いて時系列オミクスデータの背後にある多階層システムを同定する
(B)
JST CREST研究プロジェクト「データ駆動進化医学で解く季節性うつと冬眠の代謝基盤」(研究代表者:柚木克之 プロジェクト期間:2028年3月末まで)を実施するにあたり、共同研究機関で動物行動動画のAI解析に従事していただきます。マウス等実験動物の動画から特徴を抽出し、うつや冬眠などの行動表現型を自動同定する手法を研究開発します。
着任時期
2023年4月1日以降(応相談)
応募資格、待遇、応募方法等の詳細は弊所ホームページでご確認ください。
(A)
https://www.riken.jp/careers/researchers/20230110_2/index.html
(B)
https://www.riken.jp/careers/researchers/20230111_4/index.html
お問い合わせ先
katsuyuki.yugi [at] riken.jp